おはようございます、みぃです。

「育休中に転職活動をしても給付金は受け取れるの?」「育休中に転職先が決まったら、給付金はどうなるの?返還しないといけない?」——育休中に転職を考える方から最も多く聞かれる質問がこれなんですよ。

人事担当として給付金の仕組みは理解してるつもりだったんですが、自分が当事者になってみると、制度の細かいルールだとか保育園との関係だとかの関係について、採用担当の視点と転職を検討する当事者の視点の両方から、できるだけ詳しくかつわかりやすく解説していきますね。

※ この記事は一般的な情報提供を目的としています。制度は年々変わる可能性があり、個別の状況については、ハローワークや社会保険労務士にご確認いただくことを強くおすすめします。

💡 育休給付金の基本をおさらい

育休給付金(育児休業給付金)は、育児休業中に仕事を休んでいる間の「失われた収入」を補填する目的で支払われる給付金なんです。雇用保険から支払われる制度で、母親だけでなく父親も対象になります。

支給額はね、以下の通りです(2026年現在)。休業開始から180日目まで月給の67%、181日目以降は50%が支給されるんですよ。たとえば月給30万円なら、前半期間は月20万1000円、後半は月15万円の給付。支給期間は原則子どもが1歳になるまで。ただし、保育園に入園できない、やむを得ない事情がある場合は、最長2歳まで延長可能なんです。

給付金を受け取るための条件は「育児休業を取得していること」と「育児休業期間中に就労していないこと」です。この「就労していない」という条件がね、転職活動と関わってくるわけなんですよ。

🤔 育休中に転職活動をしても給付金はもらえるのか

結論:育休中に転職活動をすること自体は給付金受給に全く影響しません。

転職エージェントへの登録、企業情報の収集、書類作成、面接など、転職活動のすべてのステップは「活動」であり「就労」ではないので、給付金の受給要件に抵触しないんですよ。採用担当として見ても、育休中に転職活動をしている人は珍しくありませんし、むしろ計画的で好感が持てます。

ただし注意が必要な点があります。給付金をもらいながら「副業」や「就労」をするとね、それは育休給付金の支給要件違反になるんです。「育休中に単発の仕事で稼ぐ」「フリーランスの案件を少しやっている」といった就労は、就労した日数・時間数に応じて給付金が減額・支給停止になる可能性があるんですよ。転職活動はあくまで「活動」なので問題ありませんが、副業の線引きには注意が必要ですね。

💸 育休中に転職先が決まった場合、給付金はどうなるか

これが最も心配なポイントだと思うんですよね。育休中に転職先が決定し、実際に転職先に入社することになった場合、育休給付金の受給はどうなるのか。パターン別に整理していきますね。

パターン①:育休中に現職を退職して、転職先に入社する場合

育休中に現在の会社を退職した場合、その時点で育休給付金の支給は終了します。理由は「現職の育休ではなくなるから」なんです。ただし注意すべき点は、すでに受け取った育休給付金を返還する必要は基本的にはないということ。育休期間中に受け取った給付金は返還不要なんですよ。

しかし「育休給付金を受け取りながら現職を退職する」という行為自体が、企業の就業規則で制限されている場合もあります。企業によっては「育休給付金を受け取っている期間中の退職はできない」という規定があることもあるから、事前に確認が必要ですね。また、会社との関係悪化を避けるためにも、人事部に相談してから判断するのが無難です。

パターン②:育休明けに一度現職に復帰してから転職する場合

最も一般的で、法的・実務的にもリスクが少ないパターンですね。「育休明けに現職に復職し、数ヶ月または数年働いた後に転職する」という流れなら、給付金の返還義務は生じません。

採用担当として見ても、このパターンが最も企業側としても受け入れやすいんです。「育休中に直接転職した人」よりも「育休明けに復職してから転職した人してから数ヶ月〜1年後に転職というのが、給付金・保育園申請・雇用契約の観点からも最もスムーズなパターンが多いんですよ。

パターン③:育休中に転職先が決まるが、入社は育休明け以降にする場合

「内定は育休中に得るが、入社日は育休明けに設定する」というパターンもあります。この場合、育休給付金は育休期間中(入社前)に全額受け取ることができるんですよ。内定から入社までの期間に現職に復帰する必要がないから、育休を使い切りながら転職先の準備ができるという利点があるんです。採用担当として見ても、内定後に入社日を調整することは一般的だから、交渉の際に「入社日を〇月に設定していただけますか」と相談するのは問題ありません。

⚠️ 見落としやすいリスク:保育園の内定取消と給付金の関係

育休中転職で最も注意すべきが「保育園と給付金の両方に関わるリスク」なんです。これを理解している人は案外少ないのですが、非常に重要なんですよ。

多くの自治体では、保育園の入園申請際に「就労証明書」の提出を求めるんですよね。この就労証明書は、現在勤めている会社に作成してもらいます。「この人は就労中(または育休中で復職予定)です」という証明書ですね。保育園の入園審査では、この就労証明書に書かれた勤務時間や形態をもとに「指数」を計算し、指数が高い家庭から優先的に入園が決まるんです。

問題は「育休中に転職が決まりと合わない」というケースなんですよ。保育園の申請は通常11月〜12月、結果発表は2月〜3月、入園は4月のスケジュール。一方、転職活動は予測不可能で、予想外のタイミングで内定が出ることもあります。「保育園申請の際の就労証明書を現職で出していても、実際の入園時期には転職先に入社していない」という状況が生まれると、自治体によっては保育園の内定が取り消される、または条件変更を求められる可能性があるんです。

さらに複雑なのは、育休給付金と保育園の関係。就労状況が変わると「本当に育休給付金をもらう資格があるのか」という再確認が必要になることもあるんですよ。

✅ リスクを最小化するための転職スケジュール設計

人事担当の知識と、自分自身が育休中に転職を考えている当事者としての経験から、給付金・保育園・転職を全て考慮した最適なスケジュールをまとめてみました。

育休中転職の最適スケジュール例(給付金・保育園・転職を全て考慮)

1〜3月(育休中前半):準備期間
・転職軸の整理と自己分析
・転職エージェントへの登録(複数社がベスト)
・情報収集と企業研究
※ この時期に応募はまだしない

4月:保育園申請の準備
・保育園の入園申請(11月〜12月の自治体が多い)
・現職で就労証明書を取得

5月〜7月:保育園結果待ち期間
・保育園の結果発表を待つ(2月〜3月)
・この期間も転職活動の情報収集は続ける

8月:保育園内定後の本格活動開始
・保育園の内定が確定したら、転職活動を本格化
・応募開始、面接対策

9月〜12月:内定・交渉期間
・面接、内定取得
・入社日を「育休明けまたはその直後」に設定
・給付金の受給期間を活用

1月:育休明け・転職準備
・育休が明ける
・一度現職に復帰するか、転職先に入社するかを判断
・最優先は保育園の入園時期に合わせること

このスケジュールは理想系ですが、現実には転職活動は予測できないことばかりです。重要なのは「保育園の内定が確定するまでは応募を待つ」「転職先の入社日は交渉できる」という2つのポイントを押さえることです。

💡 給付金をうまく活用した転職準備の進め方

育休給付金がある期間は、実は転職準備に最適な期間なんですよ。経済的に余裕がある分、「とにかく早く内定を得たい」「年収ダウンでも良いから」という焦りを持たずに済みます。これって実は転職を成功させるための大きな心理的優位性なんです。

給付金期間を活用すべき準備はね、以下の通りです。第一に「転職軸の整理」。「なぜ転職したいのか」「転職先に何を求めるのか」を深く考える余裕があれば、軸がぶれない転職ができるんですよ。第二に「職務経歴の棚卸し」。自分の経験をどう企業にアピールするかを丁寧に整理する時間があれば、書類選考通過率が大きく上がります。第三に「複数のエージェントとの情報収集」。給付金がある分、焦って一社だけのエージェントに頼ることなく、複数のエージェントから情報を得て比較検討できるんです。

給付金期間(約1年)を戦略的に使って、焦らず丁寧に転職準備を進めることで、「給付金が終わる時期に最高のオファーを得る」というシナリオを作ることができるんですよ。

📋 育休中転職で確認すべきチェックリスト

給付金・保育園・転職を考慮した確認項目

□ 育休給付金の残り受給期間を確認した
□ 保育園申請のスケジュールを確認した
□ 現職の就業規則で育休中の退職について確認した
□ お住まいの自治体の保育園ルール(転職時の対応)を確認した
□ 転職軸(MUST条件)を明確にした
□ 複数のエージェントに登録した
□ 転職先の入社日が柔軟に交渉できるか確認した
□ 育休明けのスケジュール(復職か転職か)を決めた

🎯 まとめ:給付金を活用した転職戦略

育休給付金と転職の関係で重要なのはね、「給付金そのものは、転職活動では失われない」「ただし保育園申請とのタイミング調整が重要」「スケジュール設計が成否を分ける」という3点です。給付金をもらいながら焦らず転職準備をできるのは、実は大きなアドバンテージなんですよ。

📌 育休中からの転職スケジュール相談ができるエージェント

リクルートエージェント:育休中からの相談OK。「まだ決めていない」段階でも無料相談可。給付金・保育園・転職のスケジュール相談も可能。

doda:スカウト機能で市場価値を把握できる。育休中の候補者への対応も丁寧。入社日の柔軟な交渉にも対応。