職務経歴書。これね、採用担当として何千人も見てきたんですけど、ワーママの職務経歴書には「ワーママ特有の問題点」があるんですよ。育休の記載方法、ブランクの見せ方、時短勤務の説明方法。こういうところで、採用側の印象が大きく変わるんです。

今日は、採用担当のわたしが「あ、この職務経歴書は読みやすいな」「この人の経歴が見える化できてるな」って感じた職務経歴書と、逆に「あ、これは読みにくいな」「育休のせいで実績が見えないな」って感じた職務経歴書の違いを、具体的に書いてみたいと思います。

採用担当として見てきた「ワーママ特有の職務経歴書の問題点」

まず、問題点を整理してみます。

問題点1:育休・産休の記載方法が曖昧

ワーママの職務経歴書を見ると「〇年×月から〇年×月まで育休」と書いてある。これだけだと、採用側は「あ、この期間は仕事をしてないんだな」という認識になるんですよね。ただし、多くの採用企業は「育休」という事実を知ってるので、それ自体はマイナスに働かないんです。

問題は、その「育休」が開始するまでに、どういう仕事をしていたのか、どういう成果を出していたのか、が見えにくくなることなんですよ。

問題点2:ブランクの説明がない

育休中のブランク期間を「何もしてなかった」と書くのか、それとも「育児休暇中」と書くのか。その書き方によって、採用側の印象が変わるんです。ただし、より大事なのは「育休中にこういう準備をしてた」とか「育休中にこういう成長があった」とか、そういうポジティブな情報を盛り込むことなんですよね。

問題点3:時短勤務期間の記載方法が曖昧

「〇年×月から〇年×月まで、営業職(時短勤務:17時定時)」みたいに書いてある職務経歴書もあるんですけど、その場合「その時短勤務期間に、どういう成果を出したのか」が見えにくいんですよ。採用側としては「時短だから、成果が少ないのか」「それとも、時短にもかかわらず、成果を出してるのか」という疑問が出てくるわけです。

問題点4:育休前の実績がぼんやりしてる

育休に入る前に、どういう仕事をしていて、どういう成果を出していたのか。その部分がぼんやりしてると、採用側は「この人って、本当はどんな能力があるのか」がわかりにくいんですよ。

育休・産休の正しい記載方法

では、実際のところ、どう書けばいいのか。具体例を挙げてみます。

例1:育休に入る前の仕事をしっかり記載する

「2021年4月〜2024年1月:営業部営業職
・企業営業として、新規営業50件/年のノルマを達成
・契約率を20%から30%に改善
・顧客満足度調査で営業部内トップの評価を獲得
・営業マニュアルの作成・ブラッシュアップを担当」

という感じで、育休に入る直前まで、どういう仕事をしていたのか、どういう成果を出していたのか、が見える化されるんですよね。

その後に「2024年2月〜2026年1月:育児休暇」と書く。これで「あ、この人は育休に入る前は、こういう仕事をしてたんだ」という情報が、採用側に伝わるわけですよ。

例2:育休からの復帰を記載する

「2026年2月〜現在:営業部営業職(時短勤務:17時定時)
・既存顧客のリレーション維持を中心に営業活動を継続
・育児との両立のため、効率性を意識した営業プロセスを構築」

という感じで、育休からの復帰後も、どういう形で仕事をしてるのか、が見える化される。特に重要なのは「育児との両立のため、効率性を意識した」という部分なんですよ。これがあると「あ、この人は育児があっても、ちゃんと仕事のことを考えてるんだな」という印象になるんです。

時短勤務期間の記載と説明方法

時短勤務は、採用側にとって「ああ、この人は育児があるんだな」という信号になります。ただし、ここで大事なのは「時短にもかかわらず、どういう成果を出してるのか」という部分なんですよ。

良い例:
「2024年2月〜2026年1月:営業部営業職(時短勤務:9時〜17時、17時定時)
・既存顧客80社のリレーション維持を担当
・提案資料作成の効率化により、顧客対応時間を20%短縮
・限られた時間の中でも、顧客満足度スコアは3.8/5を維持」

このように書くと、「時短だから、成果も少ないんだろう」という先入観を打ち破ることができるんですよね。採用側としても「あ、この人は時短でも、ちゃんと成果を出してるんだ」という印象を持つわけです。

悪い例:
「2024年2月〜2026年1月:営業部営業職(時短勤務)
・営業活動」

これだと、具体的な成果が見えないから「時短だし、まあ、成果は少ないんだろう」という印象になっちゃうんですよ。

成果の書き方(育休前の実績を現在価値で伝える方法)

ここがすごく大事なんですけど、育休前の実績って「過去の話」じゃなくて「今の自分が持ってるスキル」として、採用側に伝える必要があるんですよ。

例:採用担当の経歴の場合

「2019年4月〜2024年1月:人事部採用担当
・年間200人規模の採用活動に従事
・採用ターゲットの定義からスクリーニング、面接、内定後の対応まで、採用プロセス全体を統括
・採用成功率を45%から60%に改善
・採用コスト削減のため、採用媒体の見直しと新規媒体導入を提案・実行」

という感じで、採用担当時代に自分がやってきたことを、できるだけ具体的に、数字で示す。そうすると「あ、この人は採用に関して、こういう知識と経験があるんだ」という情報が、採用側に伝わるわけですよね。

そして、その後に「2024年2月〜2026年1月:育児休暇」と続ける。こうすることで「この人は、育休に入る前は、採用に関してこういう仕事をしてた」という情報が、クリアに伝わるんですよ。

実は、この「現在価値で伝える」というのが、採用側の判断に大きく影響するんです。なぜかというと、採用側は「この人が現在、どんなスキルを持ってるか」を判断したいわけだから、過去の実績が「今も有効か」ということを確認したいんですよね。だから「育休前はこういう仕事をしていて、こういう成果を出していた。その経験を、今後もこういう形で活かしたい」というストーリーを作ることが大事なんです。

みぃが採用担当として「即採用したい」と感じた職務経歴書の特徴

ここ、一番本音を書きます。実は、採用担当が1枚の職務経歴書にかける時間って、最初は30秒〜1分くらいなんです。何十枚・何百枚もある書類を一気に見るから、まずは「流し見」してパッと印象を掴む。「あ、この人は読む価値がある」と感じたものだけ、精読するんですよ。じゃあその「流し見」で何に目が止まるかというと、ズバリ「数字」と「構成の見やすさ」なんです。数字があると視線が止まるし、構成がスッキリしてると「あ、読みやすそう」ってなる。逆に文字だらけで構成がごちゃごちゃしてると、その時点で「後回しにしよう」ってなっちゃうんですよ。これが現実です。

では、採用担当として「あ、この職務経歴書は良いな」と感じた特徴を挙げてみます。

特徴1:時系列が明確で、読みやすい

年号を書いて、その期間に何をしてたか、が明確に書いてある。育休の期間も明記されてる。こういう職務経歴書は、読んでて「あ、この人の人生経歴が見える」という感じになるんですよ。

特徴2:具体的な数字が入ってる

「営業成績を上げた」ではなく「契約率を20%から30%に改善」というように、具体的な数字が入ってる。これがあると、採用側としても「あ、この人は、ちゃんと成果を測定して、改善してるんだな」という感じになるんです。

特徴3:育児との両立を前向きに表現してる

「時短勤務のため、業務が限定的」というネガティブな書き方ではなく「限られた時間の中で効率性を意識した働き方を実現」というポジティブな書き方をしてる。採用側としても「あ、この人は、育児があっても、ちゃんと仕事に向き合ってるんだな」という好感を持つわけですね。

特徴4:次のステップが見える

過去の実績から、次のステップでどんなことをしたいのか、が連続性を持って見える。例えば「営業として〇〇を達成した経験を活かして、営業企画職で〇〇に携わりたい」というように、キャリアのストーリーが見える職務経歴書は「あ、この人はキャリアについて真剣に考えてるんだな」という印象を持つんです。

エージェントに書類添削を依頼する際のコツ

転職エージェントに職務経歴書の添削を依頼するときは、ただ「添削してください」と言うのではなく、次のようなことを伝えると、いい添削が返ってくるんですよ。

1. 「ワーママであること」を伝える
「現在育休中で、〇月に復帰予定です」と伝えることで、エージェント側も「では、育児と仕事の両立をアピールする書き方にしましょう」という提案をしやすくなるんです。

2. 「転職先でやりたいこと」を明確にする
「営業職から企業研修の講師に転職したい」とか「時短勤務で経営企画に携わりたい」とか、具体的な目標があると「では、その目標に向けて、これまでの経歴をこう書き直しましょう」という提案が出やすくなるんです。

3. 「懸念点」を共有する
「育休期間があるので、そこをマイナスに思われないか心配です」とか「時短勤務の期間の成果をどう書いたらいいか困ってます」とか、具体的な懸念があると「ああ、わかりました。では、こういう書き方をしましょう」という具体的な提案が出やすくなるんです。

職務経歴書を書く際の心構え

最後に、職務経歴書を書く際の心構えを書いておきます。

職務経歴書って、採用側にとって「この人ってどんな人?」という疑問に答えるドキュメントなんですよ。だから、読み手の立場に立って「この人の経歴が見える化できてるか」「この人の実績がわかるか」「この人はどういう人か」が、見えるように書くことが大事なんです。

育休があっても、時短勤務があっても、それって「この人の背景」に過ぎないんですよね。大事なのは「その背景の中で、この人は何をしてきたのか」「この人は、今後、どんなことができるのか」ということなんです。

だから、職務経歴書を書くときは「ワーママだから、成果が少なくても仕方ない」という逃げ道を作るのではなく「ワーママだからこそ、限られた時間の中で工夫してきた」「ワーママだからこそ、効率性を意識して成果を出してきた」というポジティブなストーリーを作ることが大事だと思うんですよ。

ほんとに、職務経歴書の書き方一つで、採用側の印象が大きく変わります。だから、時間をかけて、丁寧に書くことをお勧めしますね。

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